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SWC事務局より

2/1鹿児島県指宿市で開催しました「九州地区SWCフォーラム」に関する記事が、朝日新聞・南日本新聞に掲載されました。

健康中心の街づくりを 指宿でフォーラム、28自治体参加 /鹿児島県

 

九州地区のスマートウエルネスシティ(SWC)フォーラムが1日、指宿市のホテルであった。超高齢・ 人口減社会の到来に向け、多くの自治体に健康な街づくりの必要性と手法を知ってもらおうと開かれ た。 健康を施策の中心に置いた新たな街づくりを目指す、指宿市など全国21市町の首長が加盟するS WC首長研究会などが主催。この施策の普及・展開を目的に参加を呼びかけ、県内外の28自治体か ら首長や幹部ら約100人が出席した。 首長研究会の設立を仕掛けた筑波大学大学院の久野譜也教授が内容を説明。「日本の平均寿命は 90歳までいくだろうが、このままだと寝たきり期間が長くなるだけ。歩くことが健康づくりになり、医療費 が下がる。歩くことを基本にした街づくりにはインフラ整備だけでなく、ソフトとあわせた総合的な施策が 必要だ」と語った。

研究会の会長を務める新潟県見附市の久住時男市長は「『歩く』を基本とする『健幸』なまちの実現」 と題し、食生活、検診、生きがい、運動の四つについて総合的に取り組んでいることを紹介。「市民アン ケートで住み良いと感じている人が増えて9割近くになった。取り組んで良かった」と話した。 官民連携の健康サービスに関する報告もあった。地元からは指宿ロイヤルホテルの有村佳子会長 が、指宿市や県、鹿児島大学などとつくる県健康保養地域活性化協議会による「IT湯治」を紹介。小 型心電モニターでストレスとリラックスの状態を計測し、その要因を知って健康づくりに生かすというもの で、砂むし温泉の効果と合わせて披露された。(久恒勇造)

2013/02/09 朝日新聞 朝刊