平成25年2月15日 岐阜新聞
〝健幸〟づくりを考える
健康をテーマにしたまちづくりを考える「スマートウエルネスシティinぎふ」(岐阜市主催)が14日、同市橋本町のじゅうろくプラザで開かれ、参加者約600人が歩きを通した健康づくりの重要性について理解を深めた。
岐阜市など7市と筑波大学が共同申請した「健幸長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」が2011年12月、国から指定されたのを受け、健康なまちづくりの先進事例を紹介するイベントとして開催。サミットの開催は新潟市に次いで2カ所目。
講演では、共同研究を進める岐阜市出身の久野譜也筑波大大学院教授が「歩きと筋トレは健康にとって大切」と強調。シンポジウムでは、細江茂光岐阜市長、柔道のソウル五輪銅メダリスト山口香さんらが「まちのにぎわいと健幸」をテーマに意見を交わした。
細江市長は、国が長良川右岸で整備を進める防災拠点施設に健康ステーションの併設を検討していることを説明し、「健康になることで市民が幸せになってほしい」などと話していた。(河合修)
平成25年2月15日(金) 読売新聞
スポーツ 楽しむこと大切
住民が健やかに暮らせる街づくりをテーマにしたシンポジウム「スマートウエルネスシティ健幸サミットinぎふ」が14日、岐阜市橋本町のじゅうろくプラザで開かれ、「健幸都市」を目指す同市の細江茂光市長と新潟県見附市の久住時男市長、ソウル五輪女子柔道(公開競技)銅メダリストで筑波大准教授の山口香さんが、スポーツと健康、街づくりなどについて話し合った。
山口さんは冒頭、柔道の女子強化選手が全日本女子監督らの暴力行為を告発した問題に触れ、「お騒がせしています」と述べ、「スポーツはプロでもアマチュアでも楽しむことが大切」と強調した。また、スポーツと街づくりの関係については、「オリンピックは、世界の人に開催地の街をいかに見てもらうかもポイント。街づくりの夢につながるから、スポーツは文化なのです」と語った。
細江市長と久住市長は、国から指定を受けた「健幸長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」として、ウォーキング大会の開催や歩行環境の改善、公共交通ネットワークの推進などに取り組んでいることを紹介。「今後、市民が積極的に参加できる取り組みにしていきたい」などと話していた。
会場には約700人の市民が訪れ、山口さんらの話に耳を傾けていた。